「結果を出す人」は、ノートに何を書いているのか:美崎栄一郎

「結果を出す人」は、ノートに何を書いているのか
美崎栄一郎
ナナ・コーポレート・コミュニケーション

【  感  想  】

流行のノート活用術の本で、評判のいいものが出たので、早速買ってみました。
今までも手帳にまとめたり、PCを活用したり、カレンダーに書き込んだりと
いろいろと効率よくナレッジをまとめようとしてきましたが、転記や重複などで
逆に効率が悪くなるのを感じ、いい方法が見つからないまま仕事をしていました。
この本では筆者の活用方法が詳しく説明されていて、なるほどという方法もあり、
それだけでは補完不足な方法もありで、うまく吸収すれば使えると感じました。
ノートはアナログですが、全体が眺められたり、更新が簡単だったりと良い点も
多いので、デジタルとの使い分けをどうするかがポイントになりそうです。
早速、母艦ノートを作り、フセンやメモを付けて実践していますが、
電話でのやりとりを直接記入することができるなど、思ったより使えそうです。
ただ、何でも書けてしまうので、いらない情報をどう捨てるかが悩みどころです。
これらを活用して、効率のいいナレッジ管理を行いたいものです。


【 私的キーワード・キーフレーズ 】

ノートは仕事で3冊使う
① メモノート
② 母艦ノート
③ スケジュールノート
この3冊に付箋を合わせて活用する。

思い付きを拾う「メモノート」:携帯してその場で書く。断片の情報をたくさん拾う。
 「タスク管理」:最小限のタスクを記入。母艦ノート(結果なども記入)へ貼る。
 「アイデア出し」:単語帳のようにキーワードを書いておき見てもいい。

情報の基地となる「母艦ノート」:メモノートは切り離してここに貼り付けていく。
 最近は、仕事でのノートの使い方と言うのは、最終的にPCでまとめて文書に
 アウトプットするための下書き、という用途が多いと思います。
 アウトプットすることを前提に記録しておくと効率がいいのです。
 下手でもいいので手書きでノートに描くほうがずっと早いです。

進行管理の「スケジュールノート」
 最大の特徴は薄く軽いこと。いつでもどこでも持ち運ぶことができます。
 仕事はスケジュールとともに進めますから、2冊のノート(母艦ノートと
 スケジュールノート)を効果的に連動させると、仕事を管理しやすくなり
 成果も出るようになります。

「予想」「実行」「結果」はペンで色分け。(色分けして)区別しておかないと、
あたかも最初から自分が予想できていたような錯覚におちいり、実力につな
がりません。
追記するページは1箇所にすることです。何ページもあとに同じプロジェクトの
記載があっても、それはほとんど読み返せない死んだ情報となってしまいます。
最初から「予想」できる内容はノートに書いておく。
 →「予想のフェーズ」(黒)
打合せをしながら気付いたことを記述する。
後でやることは、そのままタスクリストになる
 →「実行のフェーズ」(青)
実際に行動してみて気付いたことやその結果、掛かった時間などを記入する。
 →「結果のフェーズ」(赤)

会議のノートで大事なのは、「何を決めるか」を最初に書いておくことです。
何を決めたかを明確にするだけで、会議の価値が格段と上がります。
ポイントは「予想」と「結果」のフェーズで
 ①いつ
 ②だれが
 ③何を するのか
を考えることです。

コーネルメソッドを会議ノートに応用してみる
ページ全体を「ノート」「キーワード」「サマリー(要約)」の3つの欄に分け、
授業中は「ノート欄」のみに書き込みます。
あとで復習する際に、重要な部分や疑問点を「キーワード欄」に、
そして授業内容をまとめて「要約欄」に書き込みます。
授業だけでなく復習も考慮したノートのとり方になっているのです。
会議のノートに応用した我流のコーネルメソッド
①議事録
②わからないこと、キーワード、アイデア
③会議の要点

入社して最初のころや、部署が変わった直後は、電話メモの使い方に裏技が
あります。 ・・・必ず電話に出るのです。メモを電話メモに取らないで、自分の
母艦ノートに直接書きます。そうすることで、どういう取引先や他部署と誰が
仕事しているのか・・・知らない取引先や用語など ・・・そうすれば、より早く
職場で稼働している仕事について理解できます。

電話でスケジュールを決めたら、すぐにメールで要点のみを相手に送って
フォローするようにしましょう。
メールの文面を出力して母艦ノートに貼ることもできます。
電話のあとのプラスメール。


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